中央区にお住まいのみなさまへ

日頃は、大変お世話になり、ありがとうございます。
6月に第2回区議会定例会が開催され、私は今期、四年間の最後の議会質問を行いました。
現在中央区の再開発事業は28件あり、2020年の大会終了後も開発が行われていきます。しかし、八重洲の至近距離、千代田区の常盤橋には、日本一の高さ390mのビル建築プロジェクトが進んでいます。港区でも、麻布台に3棟、リニア発着を想定し田町に7棟、副都心の渋谷区など今後、周辺区でも、大規模再開発事業が進められており、この10年以内に、200メートルを超える高層ビル群がまだまだ建設される予定です。
日本の人口は、先進国の中でも高齢化の速度が速く、2025年には団塊世代が75歳を迎えます。
子育て世代が転入し、人口増加中の中央区ですが、高層集合住宅の分譲が終わると、中央区も人口減少が始まる推計となっています。
今年生まれた子どもたちが、32歳になる頃、2050年の日本の総人口は、現在より約3300万人減少し、9510万人、高齢者人口は約1200人増加するのに対し、生産年齢人口は約3500万人、若年人口は約900万人減少しています。2100年、82歳になる頃には日本の総人口は4771万人、高齢化率は40.6パーセントになると推計が出されています。
現在、第四次産業革命の時期を迎え、AI、IoTの進化がやがてシンギュラリティを迎える時期には、オフィス供給過剰となると専門家が指摘する中、中央区内で今後開発が進む地域の高層ビル群が、やがて空室だらけにならないよう、まちづくりを行わなければなりません。
国は先進国の低炭素社会の潮流を受け、2014年にエネルギー計画を立てています。建物自体がエネルギーを創出できる建築方法があり、これを推進するロードマップが作られています。中央区はこれから、本庁舎の建て替えを行う予定であり、京橋図書館の代わりになる図書館を八丁堀に建設する予定です。晴海選手村跡地を住宅転用するため、この地域に幼稚園、小学校2校、中学校、区の出張所など公共建築物を建てる予定です。
ネットゼロエネルギービルディングの公共建築物は、まだ日本の自治体にはありません。
環境負荷が低く、超寿命化できる公共建築物を考えることは、今を生きる私たちの責任です。ZEBを導入することは、急速に進む少子高齢化の中で生きる未来の人たちへ、財政的にも、環境的にも、最も負荷をかけない建築物となり、結果的にサスティナブルなまちづくりにつながっていきます。
そこで、今期、最後に、この問題について、中央区行政に尋ねておくべき方向性を問いました。
また、来たる2020年の東京オリンピックパラリンピック大会に向けて、中央区の児童、生徒たちは東京都より先んじて、オリンピックパラリンピックの学習を進めています。今年度からは、一校一国について、深掘りした学習を行なっています。ロンドンオリンピックパラリンピック大会では、寄付を募り、イギリス中の生徒たちの会場までの交通費と学校を訪れてくれたパラリンピアンの試合を観戦するチケットを手配し、国を挙げて国際パラリンピック学習に力を入れたそうです。その効果は大きく、学力向上のほかに、他者理解も促進され、現在もレガシィとして、イギリスで学習されています。折しも、中央区はふるさと応援寄付金制度により今年度、約10億円減収を見込んでいます。10億円もの減収は大きく、そうであるならば、子どもたちのこうした機会を活かすべく、教育基金を作り、ここにご寄付頂くこと
を提案しています。
また、全国から銀座を始めとした観光地を訪れる方々から、まちづくりを応援するような事務事業にご寄付頂くなど、ふるさと納税制度のあり方を問うています。中央区は、ほぼ全体が商業地であり、都心3区の要として、税収を生み出す地域です。従って、中央区が担う税収は、日本の他の地域を支える役目も果たすことになります。
私は、この区の経済的な発展と、区民が都心で暮らしていく快適なまちや、幸福な暮らしをこれまでも議員として、考えて参りました。またこれからも、この地域が益々発展していく仕組みと、区民のサスティナブルな暮らしを考えて参ります。ただ政治は、私1人ではできません。区民の皆さまの代表が私が負う役割であり、皆さまの声を形にしながら、皆さまと共にまちを、教育を、福祉を考えて参ります。
今後ともご指導頂きながら、残りの任期を務めて参ります。
宜しくお願い申し上げます。